こんにちは、なつ子です☆
私は高校生の時に赤面症になってしまったんですけど、とにかく顔が赤くなっているところを人に見られるのが怖くて、赤面を隠すことばかり必死で考えていたんですよね。でも、そのせいで友達をないがしろにしてしまったこともよくあったんです。
赤面のことばかりに囚われていると、本当に大切なことに気付けなかったりするんです。
ということで、今回は、赤面症だった私が、嫌な奴になってしまっていたことについて書いてみようと思います。対人緊張(恐怖)症・あがり症で悩んでいる方が、少しでも気が楽になったり、克服するお手伝いができれば幸いです。
赤面を人に見られることがとにかく怖い
赤面症の時って、とにかく人に赤面していることを見られたくないっていう気持ちが強いんですよね。
赤面を見られるのが怖いんです。
だから、「うわ、赤面するー」って思った瞬間、「やばい!見られないようになんとか隠さないと!」って、まるでライオンに追いかけられているかのように焦ってしまって。
うまく隠せたら「良かった」
人に見られてしまったら「ほんとあたし最悪!!」
ってなって、赤面を見られたか見られてないか、赤面したかしなかったか、そんなことを日常生活の第一優先にしていました。
赤面症だった私が、嫌な奴になってしまっていたこと
高校生の時の文化祭で、クラス単位で演劇をすることになったんですけど、出演する人、裏方に回る人に分かれてやるんですよね。
私の友達は目立つことが好きな子だったので、「なつ子、一緒に劇に出ようよ!」って言われて、その場のノリで「うん、そうだねー」なんて言ってしまったわけなんですけど。
実際はあがり症だし赤面症だったので、とても人前で劇なんてできるわけなかったんですが・・・。
で、クラスで劇に出演する人を決める時に、友達が手を挙げて「私、出まーす」って言ったんですよね。そこまでは良かったんですけど、その後で「なつ子も一緒にやるよねーー??」ってこっちに振られてしまったんですよね。
いや、その子は何にも悪くないんです。
でも私は、1番前列の席だったんですけど、自分に注目が集まっていることを背中で感じて、途端にカァーって顔が赤くなっちゃったんですよね。
それで「うわ、顔が赤くなってる。まずい、誰にも見られたくない!」って思って、後ろから友達が「なつ子、一緒に出るって言ってたよねー。おーい」って私に話しかけてるのに、どうしても後ろを振り向くことができなくて、無視してしまったんです。
友達も私が振り向きたくないことを察したのか、それ以上のことは何も言わなかったんですけど、絶対に嫌な気持ちだったと思います。もちろん私は劇に出ることはなくて、その子だけ出演したわけなんですけど・・・。
友達からしたらきっと、「一緒に出ようって言ってたのに」っていう気持ちとか、「クラスのみんなの前で無視するなんて」っていうような気持ちがあったんじゃないかなって思うんです。
その後まぁ普通に話しましたけど、クラスが分かれてからは友達付き合いもなくなりました。
赤面を隠すことと、友達を思いやること、どちらが大切か
先程ご紹介したエピソード以外にも、赤面を隠したいがあまり友達をないがしろにしてしまっていたことがよくあって、心の中では「ごめん!」って思うんですけど、赤面を色々な人に見られることがどうしても怖くて、とっさにやってしまっていたんですよね。
相手からしたらきっと、何だこいつ??って感じだったと思いますし、もしかしたら傷つけていたかもしれません。
だって私がやっていたことって、「赤面しているところを見られたくないんで、とりあえずあなたを無視しますね」っていうことなんですから。結局は、自分が他人からどう思われるかを1番優先にして、友達の気持ちなんて考えていなかったんだと思います。
赤面症で悩んでいると、つい赤面のことばかり考えてしまうんですが、そのことばかりに囚われてしまうと視野が狭くなって周りが見えなくなってしまうことがよくあるんですよね。
いきなり友達を無視したら相手はどう思うか。
自分だけに意識が向いてしまっていないか。
実際、赤面したかしてないかなんて、赤面症じゃない人から見たら大したことないんですよね。
今私は赤面症を克服して悩みから解放されたわけなんですけど、なぜあんなに赤面にこだっていたのかが不思議な気すらするんです。
それよりも、当時の友達にひどいことをしてしまったなぁという気持ちの方が強くて、自分が赤面してたとしても友達をもっと大切にしていれば良かったなと後悔しています。
まとめ
今回は、「赤面症だった私が、嫌な奴になってしまっていたこと」についてでした☆
赤面症になってしまう人は、結局のところ「人が自分のことをどう思うか」っていうことを気にし過ぎていることが原因なんですよね。
参考 赤面症だった私の原因と、治すことができた対処方法~考え方を直す~
これって一見他人の気持ちを考えているようですが、実は自分のことばっかり考えている状態になっているんです。自分自身も辛いですし、周りの人を思いやることもできなくなってしまいます。
赤面したかどうかなんて、どうでも良いことなんです。
もっと言えば、人が自分のことをどう思うかっていうことも、どうでも良いことなんです。
みなさんはぜひ本当に大切なことを見失わないようにしてくださいね。
では今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆