赤面症だった私の原因と、治すことができた対処方法~考え方を直す~

赤面症

こんにちは、なつ子です☆
私は高校生のときに赤面症を発症してしまったわけなんですけど、それから大学生まで、毎日赤面に悩んでいました。人と話す時も、人前で発表する時も、電車に乗る時も・・・とにかく日常生活が苦痛で苦痛でしょうがなかったんですよね。

でも大学生の時に思い切って行ったカウンセリングで、自分の考え方が間違っていることが原因だと知り、そこから必死で考え方を治したことで、赤面症を克服することができました。

というか、「顔が赤くなることが怖い」と思わなくなったんですよね!
「怖い」と思わなければ、顔が赤くなることもないんです。

ということで、今回は私が赤面症になってしまった原因と、治すことができた対策方法について書いてみようと思います。対人緊張(恐怖)症・あがり症で悩んでいる方が、少しでも気が楽になったり、克服するお手伝いができれば幸いです。

私が赤面症になってしまった原因3つ

赤面症の原因

他人からどう思われているかを気にしすぎていた

赤面症になってしまった原因1つ目は、とにかく「他人からどう思われているか」を気にしまくっていたこと。

私の両親は共に教師だったもので、幼少期から「他人のお手本になるような子になりなさい」「あなたはこんな子になりなさい」みたいな感じでずっと言われ続けてきたんですよね。
さらに私は双子に生まれてしまったので、どちらの方が他人に好かれるか、どちらの方が他人より優れているか、っていう比較もずっとされ続けてきたっていうこともあって、当時の私は

「他人から評価してもらうこと」
「他人から好かれること」
「他人から評価してもらっている自分」
「他人から好かれている自分」

が最も重要であると信じ切っていたわけです。
自分の存在価値を、完全に「他人」にゆだねていたんですよね。

だから、人前で赤面してしまった時は、
「うわーみんなから絶対変に思われてる」とか
「緊張しまくってるって笑われてるー」とか、
「こんな私じゃ、みんな好きじゃなくなるー」とか、
とにかく他人から自分がどう思われているかを考えまくってしまって。

「他人からそんな風に思われてしまう自分なんて、本当に最悪最悪!」とかって自分で自分を否定しまくって、自己嫌悪に陥って。

そしたら顔が赤くなるのを人に見られることが、怖くて怖くてしょうがなくなってしまって。
赤面する回数がどんどん増えて、症状が日に日に悪化してしまいました。

完璧主義だった

赤面症になってしまった原因2つ目は、とにかく完璧主義だったこと。

1つ目の原因とも繋がってくるんですけど、「勉強も運動も人間関係も、すべて他人からすごいと思われる自分でなければいけない」っていう、なんかものすごい理想像があって。

どんな偉人やねん!!って今から思うとツッコミたくなるけどさ、当時の私は、そんな素晴らしいお手本のような人間にならないといけないんだって真剣に思っていたんですよね。

だから、他人はテストで80点とっても良いけど、私は絶対に100点とらないとだめだ!みたいな、自分にものすごく厳しくて。人前で顔が赤くなるとか、自分で自分を絶対に許せなかったわけです。
・・ちなみに他人が顔を赤くして発表してたりする時は、「あ、緊張しやすいんだね。可愛い~」とかって気楽に思ってたんですけどね(笑)

完璧主義になってしまうと、本当に1つの欠点も許せなくなってしまうんですよ。
自分の理想像を基準にして、それが1つでもできていない状態になってしまうと、「もう自分最悪!まじでダメダメ、ほんとに最悪っ」とかって、どんなスパルタやねんって思うくらい自分で自分を否定しまくるっていう・・。

だから、人前で緊張して赤面するとか、そんなことは絶対に受け入れられず、電車に乗ってる時でも、友達と話す時でも、授業中に発表する時でも、とにかく赤面するのが怖くて怖くてしょうがなかったんです。
「赤面したらどうしようどうしよう」ってずっと思ってるから、逆に余計に緊張してしまって、顔はどんどん真っ赤になって、それで「こんな私じゃだめだ!」ってまた自分を否定しまくる。
・・・こんな負のループから抜け出せませんでした。

客観的に見ることができていなかった

赤面症になってしまった原因3つ目は、今起きていることや、その後のことを客観的に見ることができていなかったこと。

私はとにかく「他人が自分のことをどう思うか」ってことを気にしまくっていたので、「こういうことをしたら、きっとこう思うだろう」っていう他人の気持ちを過度に考えまくってたんですよね。
しかもネガティブだったので、悪い方向に

だから人前で赤面してしまった時も、

「顔が赤くなっている自分を見て笑ってる」
「変に思ってる」
「緊張してるって思われてる」
「カッコ悪いって思ってる」
「見下してる」

みたいな、ありとあらゆることを考えてしまって。
さらにその後の展開も私の中で妄想が続き、

「きっとこの後、友達同士で私の話をして笑ってる」
「私が赤面した話を聞いたその友達も、きっと私のことをダッサーって思うようになる」
「そしたら、あの子もあの子も私のことを好きじゃなくなる」

とか、どんどん私の中でのストーリーが続いていくわけですよ。
それで、「もぉヤダヤダ!こんな自分本当に嫌い!」とかってものすごーい自己嫌悪に陥って。
それでまた赤面することが怖くなってしまって。

でも・・・でもですよ。
これって、実際にそうやって他人から言われたとか、何かされたっていうことではないんです。
全部私が妄想で創り上げた出来事で、実際はまだ何も起きていないんです(笑)

冷静に考えてみると、赤面ひとつで、本当にこんなことが起きることって・・・きっと無いですよね(笑)

私が赤面症を治した対処方法「間違った考え方を治す」

赤面症の対策

私が赤面症になった原因3つは、

  • 他人からどう思われているかを気にしすぎていた
  • 完璧主義だった
  • 客観的に見ることができていなかった

っていうことだったんですけど、きっとね、赤面症とかあがり症になったことがない人が見ると、「え?どんな変な考え方してるんだよーこいつ!」って笑うと思うんですよ(笑)

なぜって、普通に日常生活を送れてる多くの人達は、私みたいな考え方はしてないからです。
赤面症の人は病気でも何でもなくて、ただただ考え方が間違っているんです。

大事なのは他人からどう思われているかではなく、自分がどう思うか

まず、私は「他人からどう思われているか」ってことを1番に重視して、
”他人から好かれる自分”
”他人から尊敬される自分”
に必死になろうとしていたわけなんですけど、よく考えてみたら、なんでそんなに他人からどう思われているかが大事なの?って思いますよね。

私の場合、好きな男性にはもちろん、家族、友達、知人、そして通りすがりの人に対してまでも、
「あの人は自分のことをどう思うか?」
ということを気にしていたわけなんですが・・・

今から思うと、なんでそんなことをしていたんだろうと思うんです。

だって、その人達は神様でも何でもなくて、自分と同じ人間
自分と同じように、この世に生まれて、試行錯誤しながら人生を生きている人間
なんの違いもないんです

そして、みんな自分の人生を良くしようと思って生きているので、自分自身の気持ちを1番大切にしています。
自分が何をしたいか、どうしたら幸せを感じるか、何が嫌なのか・・・
全部自分の気持ちです。

みんな自分の人生を生きていているんです。
他人に自分の存在価値を委ねていないんです。

自分が「赤面してしまったけど、まぁ別に顔が赤くなっただけだしいっか」って思えば、他人がなんと言おうが思おうが、「まぁいっか」なんです。
実際、顔が赤くなったって、モデルさんでも無いんだから何も支障はないですよね(笑)

そもそも他人の評価ってさ、ただ自分基準で「良い」とか「悪い」って判断してるだけで、自分にメリットがあると思えば「良いね、好きだな」ってなるし、自分にデメリットがあれば「嫌だ、嫌い」ってなるだけで、その人が勝手に言ってるだけのものなんですよね(笑)

他人の評価って、そんなもんです(笑)

完璧主義ではなく、8割程度を目指す

完璧主義って、一見カッコ良い響きですけど、実際は自分で自分の首を絞めてしまうものなんですよね。
昔の私なんかも、「こういう自分じゃなきゃだめ!」っていう理想像があって、それが1つでもできないと「もぉ私だめだー」的な感じになってしまってたんですけど、

でも、なんで「こういう自分じゃなきゃだめ!」なんでしょう??
それは誰が決めたんでしょう??

自分が絶対的なモノだと思い込んでいても、実はそれは幼少期とかにそう思い込んでしまったものであって、絶対的なモノではないんですよね。

「絶対に赤面しちゃダメ!」って思ってしまうから、「赤面したらどうしよう」っていう不安が強くなって、それがどんどん緊張を強くして、いつの間にか「不安」が「恐怖」に変わってしまって、
気が付いたら、ライオンと戦ってるんかーーぐらいの危機感を感じるほど怖くて怖くてしょうがなくなってしまうんです。

でも、
「こういう自分を目指して頑張ろう。頑張ってできなかったら、しょうがないよね」
「赤面したくないけど、赤面しちゃったらしょうがないよね」
っていう感じで、100%じゃなくて80%程度を目標にしておくと、失敗しても自分で自分を許してあげることができます。

赤面したっていいじゃない。
緊張してるって思われたって、恥ずかしがってるって思われたって、いいじゃない。
(可愛いって思ってくれることもありますしね♪)

自分が目指している人間になれない部分があったって、いいじゃないですか。

だって人間だもの!!!

他人は自分のことをそんなに見てないし気にしていない

私が赤面症に悩んでた時期は、「赤面したらきっと・・・」っていう自分の頭の中での妄想ストーリーがすごくて、
赤面したら、あの子もあの子も私のことを笑うようになって、好きじゃなくなってしまうんだ!
みたいな感じで、なんか自分で勝手に悪い方向に考えて不安を大きくしてしまっていたんですよね。

でも、よーく周りを見てみなさいなっていうこと。

赤面したら、実際どうなりました??

「あー赤くなってるー!」
「あれ?恥ずかしかった?」

まぁ、実際言われたのって、こんな感じですかねぇ。
赤面した後に「あなたは赤面するからもう友達ではありません!」とか言われたこともないし、「えー赤面するとかダッサ!」みたいに言われたこともありません(笑)

というか、顔が赤くなった時に「赤くなってる~~」とかちょっとからかわれたりすることはあるけど、その後って、みんな違うこと話してたりとか、自分の作業をしてたりとか、普通に切り替えが早いんですよね(笑)

実際、私も赤面症になる前は、顔が赤くなった子を見ても「あー緊張してる。可愛い~」とかって思う程度で、正直その子が赤面しようがそんなことはどうでも良いことで、そんなことよりも自分がすべきことで頭がいっぱいというか、さっさと忘れちゃうんですよね。

結局、自分が気にするほど、他人は自分のことなんて見てないんです(笑)
だってみんな自分の人生が1番大事だから、誰かが顔を赤くしようが青くしようが、どーでも良いことなんですよね。

赤面症の人は、私も含めて「赤面してしまうこと」が人生の一大事みたいに思ってしまうわけですけど、赤面で悩んだことのない人からすれば、きっと「寝ぐせついちゃったー」とか「洋服を前後逆に着ちゃったー」みたいな、あはは~で終わる程度で、全く大したことでもないんです。

自分が不安に思っていることが、果たして本当にそうなのか?っていうことを見つめ直して客観的な視点をもつと、赤面することへの恐怖感も自然に無くなってきますよ。

まとめ

今回は、「赤面症だった私の原因と、治すことができた対処方法」についてでした☆

  • 他人の評価なんて大したものでもなんでもないんだから、自分の気持ちを1番大切に
  • 何事もほどほどに
  • みんな自分の人生に精一杯で、他人のことなんかあまり気にしていない

赤面症で悩んでいて一日でも早く治したい!っていう方は、ぜひ自分の考え方を一度見直してみてください。
私みたいに負のスパイラルに陥る考え方をしていませんか??

自分の間違った考え方さえ治せば、顔が赤面することも無くなりますし、何より人生が生きやすくなって楽しむことができます。せっかく生まれてきたんだもん!
自分の人生は、自分で切り開いていきましょう♪

では今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆

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