こんにちは、なつ子です☆
私は大学生まであがり症だったので、バイト先での電話対応が本当に苦痛だったんですよね。なぜなら、緊張して声が震えてしまって、それでまた焦ってうまく話せなかったんです。
普段のコミュニケーションも決して上手くはなかったのですが、電話になると余計にひどくなるっていう感じでした。
幸い社会人になる前に克服できたので、新入社員の仕事の1つであった電話対応も問題なくできたのですが^^;
社会人になると職場での電話対応はどうしても避けられないので、緊張してうまく話せない、という方はできるだけ早く克服したいですよね。
ということで、今回は、仕事の電話で緊張して声が震える人に向けて、緊張しないで話せる方法について書いてみようと思います。対人緊張(恐怖)症・あがり症で悩んでいる方が、少しでも気が楽になったり、克服するお手伝いができれば幸いです。
仕事の電話だと緊張してしまう理由
仕事での電話対応だと緊張して声が震えるという人も、友人や家族との電話では声が震えずに話せるのではないでしょうか。
これは、「失敗しても良い」と思っているかどうか、の違いだと思うんですよね。
家族や友人なら、
「えーっと、それなんだったっけ~?」とか
「ちょっと待ってね~、、、、ごめんごめん、今他の事やってた~」
とか、こちらに多少の落ち度があったとしても平気で話せますよね。
でも仕事だと、相手が取引先だったりお客様だったりするので、
「間違ったことを言ってしまったらどうしよう」とか
「こんなことを言って怒られたらどうしよう」
とか、失敗したらどうしよう、という気持ちが強いと思います。
失敗したらどうしようどうしよう、、、と強く思えば思うほど、どんどん緊張してきてしまいます。
そして電話ですので、その緊張の意識は声だけに集中し、声が震える、という症状に繋がってしまうんですよね。
自分がそうだったので、すごく分かります。
緊張して声が震えてしまうと、またそれで「どうしようどうしよう」ってなってしまって、さらに声が震える。
そして電話で声が震えた経験を1度でもすると、「また次も声が震えてうまく話せなかったどうしよう」と考えてしまって、負のループに陥ってしまう。
悩んでいる方は、こんな状態ではないかと思います。
事前にできることはしっかり準備しておく
あがり症の方は、準備をしっかりしておく、ということがとても大切です。
ただでさえ緊張しやすいと思いますので、さらに準備不足が重なると余計に焦ってパニックになってしまいます。
しっかり準備をしておけば、いざ電話をかけたり受けたりする時に「失敗したらどうしよう」という気持ちが少なくなるので、緊張もしにくくなります。
電話をかける方であれば、どういう流れで要件を伝えるのか、紙に書いて整理しておくと良いです。話す言葉もそのまま書いてしまっても良いと思います。
例えば、
「いつもお世話になっております。●●株式会社の▲▲と申します。今少しお時間ございますでしょうか?実はですね、、、、」
みたいに一字一句書いておくと、そのまま話せば良いので、だいぶ気持ち的に落ち着きます。
また、相手の反応を予想して、「こう言われたらこう返そう。こうやって言われたらこうしよう」みたいに、予想されるパターン別に話すことを書いておくと、焦らずに落ち着いて対処ができます。
電話を受ける方であれば、相手がどんな話をしてくるのか予想をすることはできませんが、誰からどのような電話がかかってくることが多いか、ということは、会社の先輩に聞いたり自分の経験からある程度は把握できるはずです。
例えば、
- 取引先のBさんからCさん宛の電話がかかってくることが多い
- この時間帯は、お客様から~に関する質問の電話が多い
など。
事前に受け答えをマニュアル化して机に置いておいたり、職場の人のスケジュールを把握できるようにしておくなど、出来る限り準備しておくことで緊張を軽減することができます。
私の場合は、新入社員の時に先方の会社名・名前が聞き取れなくて焦ってしまったことがあったので、よく電話がかかってくる方の会社名・名前を先輩から聞いておいて、机に付箋を貼っていました(笑)
予期せぬことを聞かれてすぐに返答できない場合は、「確認致しますので、少々お待ちください」と言って一旦保留にすれば大丈夫です。焦って適当なことを言ってしまったり、電話が繋がったまま「えぇっと、、、」みたいになってしまうと相手にも良くないですし、自分も余計緊張してしまいます。
回りの人は助けてくれる人。自分の電話も大して聞いてはいない
職場の電話だと、同僚や上司に聞かれている、と思って余計に緊張してしまう人もいると思います。
でも、実は周りに多少聞いてくれている人がいた方が安心だったりするんですよね。
「えぇっと、それはですね、、、」と詰まってしまった時に、職場にいる人をちらっと見ると、「これだよ、これ」って助けてくれたりとか。あとは、「それは1度上司に確認をしてから、、、」と話した時に、上司がうなずいてたりすると、「あ、今上司が傍におりまして、大丈夫のようです」って話がスムーズにいったり(笑)
自分の会話を監視している、と思うと「失敗したらどうしよう」って緊張してしまうんですが、周りの人は困った時に助けてくれる人、と思えば心強く感じます。
それに、みんなそれぞれ仕事があるので、ずっと他人の電話を聞いている、ということは無いと思います。うっすら声を聞いている、ということはあっても、「14時までにこの資料作らないと!」とか、「間違えないように数値入力しないと」とか、それぞれやるべきことがあるので、意識も自分の方に集中しているはずです。
私なんかも基本は自分の仕事に集中しているんですけど、困った視線を感じる時ってあるんですよね(笑)それでふっとそちらを見ると、「えーっと、えーっと」って後輩が電話をしながらこっちにSOS出してたりするんで、「これは~だよ」ってこそっと教えてあげたりしてます。
電話対応で声が震える・震えないは、相手からしたらどうでもいい
声が震えて上手く話せなかった、という経験をすると、次の時も「また声が震えたらどうしよう」っていうように、声が震えるかどうかに意識がいきがちだと思うんです。
でも電話の相手からすると、声が震えた・震えていない、なんて正直どうでも良いんですよね。
自分が欲しい答えを教えてくれるかどうか、が大切なんです。
そして電話もコミュニケーションなので、明るくて大きな声で誠実に対応してもらうと、とても良い印象を受けます。
緊張して声が震えてしまう人は、「絶対に声が震えたくない!」とか「声が震えたらどうしよう」って思ってるから、声が震えるんです。逆に言えば、「声が震えたっていいじゃん」って思えれば、声は震えないんです。
だから、電話対応の本来の目的に集中して、声がブルブル震えようが、とにかく相手の知りたいことに迅速・誠実に応えよう、という気持ちで話に集中すると、知らないうちに緊張も解けて普通に会話できるようになっています。
お腹から声を出すと声が震えにくくなる
ちなみに緊張して声が震えやすい人は、できるだけお腹から声を出すようにすると、同じ緊張状態でも声が震えにくくなります。
というのも、声が震える時って喉が震えるんですよね。
喉がきゅっと締まって、心臓がバクバクして、喉もバクバクしてきて、ついつい声が震えてしまう。
でもお腹に意識を向けて、お腹から声を出そうとすると、喉や心臓がバクバクしていても意外と安定した声が出せたりします。低めの声で、お腹の中から大きく声を出すイメージで。
何回も練習すると、自然にできるようになりますよ。
目の前に相手がいることを想像して電話する
電話は相手の表情や動きを見ることができないので、お互いに「声」に集中してやり取りしますよね。
だから緊張すると声に意識が集中して、声が震えてしまう、という症状が出るわけなんですが。。
でも、もし相手がすぐ目の前にいたら、声だけではなくて自分の表情とか振る舞いとかにも注意を払いますよね。
「確かにそうですよね」って同意する場合は、うんうんと頷いたり。
「本当にありがとうございました」とお礼を言う時は笑顔でペコッとしたり。
「恐れ入ります、少々お待ちください」と言う時は、申し訳なさそうな顔をして頭を下げたり。
電話でも普段のコミュニケーションと同じように振舞ってみると、声だけに集中している時よりも意外とリラックスして普段通りに話すことができたりします。
それに、相手にも表情のついた声が伝わるので、好感を持ってもらいやすいですよ。
まとめ
今回は、「仕事の電話で緊張して声が震える人に。緊張しないで話せる方法」についてでした☆
私が新入社員の時は、新人はワンコールで電話をとりなさい!って言われていて、いつも同期と競争して取り合っていました(笑)懐かしい。電話対応は、新人のお仕事だったんですよね。
でも今の時代、電話が苦手な子に「取りなさい」っていうと、パワハラになるとか。。。時代は変わりますねぇ。
では今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆