こんにちは、なつ子です☆
対人緊張症であがり症だった私は、「他人から嫌われたくない」という想いが強くて、常に人に好かれようとしていました。でも、「人に好かれよう」という気持ちばかりに焦点を当てていると、本当に大事なことが見えなくなってしまうんですよね。
意識が「人から自分はどう見られているのか」というところばかりに行っているので、相手のことを想いやる気持ちに欠けてしまったり、みんなが向いている方向と1人だけ違う方向を見ていたり。
友達関係や恋愛関係も長続きしません。
ということで、今回は、人に好かれようとしていた私の失敗談について書いてみようと思います。対人緊張(恐怖)症・あがり症で悩んでいる方が、少しでも気が楽になったり、克服するお手伝いができれば幸いです。
人に好かれようとしてしまう理由
人間は社会で生活するので、誰でも「人に好かれたい」っていう気持ちはあると思うんですよね。
でも、普通の人よりも「人に好かれたい」っていう気持ちが強い人は、人から嫌われることを極度に怖がっていると思います。
自分に自信がなくて、他人の評価に依存してしまっていると、こうなってしまいます。
私も昔はそうでした。
人に嫌われたり、がっかりされたりするのが怖くて、「自分が人からどう思われているのか」っていうことを常に考えて生活していました。
人と会うと、まず初めに「この人はどんな人が好きなのかな?」っていうことを無意識に考えてしまって、必死でそういう人になろうと自分を取り繕っていたんですよね。
なので、会う人によって自分が変わる・・・・まるでカメレオンみたいな状態(笑)
自分がどういう自分なのか、本当の自分はどれなのか、よく分からなかったです。
参考 自分のことが嫌いだった私が、自分を好きになることができた方法
人に好かれようとしていた私の失敗談3つ
「次に会った時に、話したことを覚えてなさそうだね」と言われた
「人に好かれよう」と思っていると、「人から自分はどう思われているのか」「あの時どう思われたか」「あの時の自分は大丈夫だったか」っていうようなことを常に考えてしまうんですよね。
言ってみれば、意識は常に自分に向いている状態。
だから、人と話していても、相手の話を理解するというよりも「こうやって返したら喜ぶんじゃないか」とか、「今あたしがこう言うと、きっと好かれるだろう」とかっていう考えで話をしてしまっていたんです。
相手が楽しそうに笑ってて、「よかった!きっと私は好かれた!」と安心していたんですが、最後に言われたのが、「楽しかったけど、次に会った時に話した内容を覚えてなさそうだよね」って冷めた目で言われて、「え???」って驚いたことをよく覚えています。
そう、相手にはちゃんと伝わるんですよね。
私が表面的にしか話を聞いてなくて、常に自分に意識が向いていたっていうことが。
実際、会話が終わって私の頭にあったのは、「私はどれくらい好かれたかな?」っていうことで、その人がどういう話をしたのかっていうのは、ぼんやりとしか記憶に残っていなかったんですよね。もちろん、その人がどんな洋服を着てたとかもほぼ覚えていないし、その人に興味を持って、その人を理解しようとしてもいませんでした。
「あの時あたしはこうやって言って、こうやって振舞ったから、きっと好かれたんじゃないかな。良かった!」とか、「あの時はこうやって返していれば良かったかなー。少し嫌われちゃったかな・・・」とか、
考えてたのはそんなことばっかり(笑)
相手からしたら、一生懸命伝えようとした内容もろくに聞こうとせず、自分のことばっかり考えてるやつって感じますよね。こんな人と信頼関係を築いていきたいと思わないし、築いていけるとも思わないはずです。
グループワークで「ちゃんと参加して!」と怒られた
大学生の時に、グループで議題をディスカッションして意見をまとめて発表する、っていう授業があったんですよね。1つのグループが、6人くらいだったでしょうか。
私は「誰にも嫌われたくない」と思っていたので、Aさんが「これは~だと思うんだよね」って言ったら、「うん、うん」とニコニコしてうなづいて、次にBさんが「これって~じゃないのかな」って言ったら、「そーだねーうんうん」ってまたうなづいて。
とにかくみんなに対して当たり障りのないように、ニコニコして同調の姿勢を見せていたんですよね。
それで、30分くらい経った頃でしょうか。突然Aさんから、
「なつ子ちゃんも、ちゃんと参加してよ!自分の意見言ってないの、なつ子ちゃんだけだよ!これじゃあ参加してないのと同じだよ!」
ってめっちゃキレられたんですよね(汗)
それで、言われた瞬間に「うわ!あたし嫌われた!どうしよう!」ってものすごく焦っていたのを覚えています。
これ、今から思えば、本当に自分のことが呆れます(^^;)
完全に焦点がズレてるんですよね。
グループワークっていうのは、グループのメンバ―同士で意見を交換し合って1つの結論に導く、ということが目的なので、まずは自分の意見を言うことが大切ですよね。意見を言う場なので、素直に自分が思っていることを言えばいい。
でも、「人から好かれたい」「嫌われたくない」っていうことばっかり考えていた私は、「こうやって言ったら、みんなどう思うかな」「言わない方が良いかな」っていうことを考えてしまって自分の意見が言えず、とにかく人の話に同調しておけば良いやっていう気持ちだったんですよね。
もちろん、他人の話も理解しようとせず、ただただ表面的に「そうだよね」って同調してただけ。
完全に、私だけ目的がズレていますよね。
私以外のメンバーはみんな、意見交換を目的として時間を過ごしていたのに、私だけ人に嫌われないようにっていう目的で時間を過ごしていたんです。
そりゃあさ、怒られるよなーって思いますし、こんな人、グループワーク以外でも一緒に話したくないよなーって、今なら確実に思います(笑)
友達も恋愛も長続きしない
「人に好かれよう」と思っている人は、まずは相手がどういう人が好きなのか、嫌いなのかを考えると思うんです。
私は小さい頃からずっとそういう考え方だったので、とにかく人と会うと「この人にはどうやったら好かれるんだろう」って無意識に瞬間的に考えていたんですよね。
で、必死でその人に合わせて、その人に嫌われず好かれる自分を演じていたんです。
「カッコイイ女性が好き」という人にはカッコイイ女性を演じて、「おとなしい子が好き」という人にはおとなしく振舞って、、、みたいに。
最初は、これでうまくいくんです。
相手からしたら自分の好きなタイプに見えるので、友達になりたい、付き合いたいって思うんですよね。
それで仲良くなって。
でも、私からするとありのままの自分ではなく、相手に合わせて演じているだけなので、時間が経つとボロが出てくるんですよね。そうすると相手からしたら、「あれ?思ってたような人じゃなかったなぁ」ってなって、少しずつ距離が空いていくんですよね。
それに、自分自身もとにかく疲れました。
例えばCさんが「スーパーに●●みたいな恰好で行くような子、好きなんだよね~」とか言うじゃないですか。そしたら私は、スーパーに行くときは、いつCさんに会ってもいいようにそういう格好で頑張っていくわけですよ。
でも、当然そうできない時もあります。そういう時は、「今Cさんに会ったらどうしようどうしよう」ってずっと思いながらスーパーまで行って帰るわけです。
そりゃあ、こんなことを毎日してたら疲れますよね(笑)
今から思うと、あたし何やってんだか、、と呆れますが、当時は真剣にやってたんです。
もう1つ大事なことは、自分自身が本当にその人と仲良くなりたいのか?っていう視点が全くなかったこと。
友達とか彼氏(彼女)って、お互いが「この人といると楽しい」とか「成長できる」とか、「自分の人生を幸せにするために必要な人だ」って思う存在ですよね。
自分にとって、その人は本当に仲良くなりたい人なのか?っていうことを考えて相手を選ぶわけですが、とにかく人に好かれようとしていただけだった私は、仲良くなったはいいけど、別にその人と会いたいとか話したいとかっていう気持ちがあったわけではないので、自然と自分からも距離をあけるようになっちゃうんですよね。
会うと逆に疲れちゃうんで(笑)
相手だって、自分というものが全くない私と長く付き合っていたところで、おそらく途中で嫌になると思います。
結局、人に好かれようって必死でやってても、こんな感じになってしまうのがオチなんです。
相手にとっても自分にとっても良いことなし、、です。
まとめ
今回は、「人に好かれようとしていた私の失敗談。大事なことが見えなくなっていた自分をやめるために」についてでした☆
昔の私は、本当にとにかく人から好かれることだけを考えていたんですよね。
だから複数人でしゃべってる時とかに、「そういえば、●●見た~??」とか、「今話題の▲▲使った?あれいいよね」みたいな話をされてても、私は全然ついていけなかったんです。
なぜなら、私の興味は「自分が人からどう思われているか」っていうことばっかりだったんで(笑)
やっぱりね、こんなことしてても自分自身のためには絶対にならないです。
「人から嫌われてもいい」という考え方に治すことが大事です!
では今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆