電車が怖くて乗れない友人の話。人目が怖いという症状

電車

こんにちは、なつ子です☆
これまでは自分の対人恐怖やあがり症の経験をブログに書いてきたのですが、今回は友人の話を書いてみようと思います。

彼は電車に乗るのが怖くなってしまって、電車に乗れない、という人でした。きっかけは、前に座っていた女性2人が自分を見て笑っていたこと。この1度の経験で、電車が怖くなってしまったんです。電車に乗れなくなると不便ですよね。

ということで、今回は、電車が怖くて乗れない友人の話。人目が怖いという症状について書いてみようと思います。対人緊張(恐怖)症・あがり症で悩んでいる方が、少しでも気が楽になったり、克服するお手伝いができれば幸いです。

友人が、電車が怖くて乗れなくなってしまった原因

電車の車内

その友人は結構がたいの良い男性で、当時は26歳くらいだったと思います。
ある日電車に乗っていたら、前に座った女子高生2人が、自分を見てクスクスと笑っていたんだそう。
実際に何かを言われたとか、何かをされたとかではないんですが、とにかく自分を見て笑っていた、ということでした。

そのことがあってから電車に乗るのが怖くなってしまったそうで、彼はどこに行くにも車を運転して出かけていました。電車で行った方が早い場合でも、「絶対に電車には乗らない」と言って車で行っていました。

同じ経験をしても、電車に乗れる人・乗れなくなる人の違い

電車

彼のような経験をした人は、少なからずいると思うんですよね。
私もですけど、電車に乗って、あれ?なんか自分のこと話してる?笑ってる?みたいな時って、ありますよね。

でも、そういう経験をしても、普通にまた電車に乗れる人と、彼のように怖くて電車に乗れなくなってしまう人とは、何が違うんでしょう??

客観的に状況を見ながら考えてみます☆

本当に自分のことを見て笑っていたのか

まずは、彼女たちは本当に彼のことを見て笑っていたのか?っていうこと。
もしかしたら窓の外を見て楽しく笑っていたのかもしれませんし、ただ彼の方を見ているだけで、違うことで笑っていたのかもしれませんよね。

彼のことについて話していたとしても、もしかしたら「かっこいいよね」って褒めていたかもしれませんし、「あの洋服、どこで買ったのかな~」なーんて話してたかもしれません。

実際に「あなたは~ですよね」って言われたわけではないので、きっと多くの人は、
なんか自分のこと笑っているように感じるけど、違うかもしれないし、まぁいっか
みたいに流して終わると思うんです。

でも彼のような人は、
きっと自分の▲▲を見て笑ってるんだ、バカにしてるんだ
俺が降りた後も、きっと、ずっと俺のことを話題にして笑ってるんだ

みたいに、自分の中でどんどん悪い方に考えてしまうんだと思います。
対人恐怖症とか対人恐怖症の人って、昔の私も含めてそういう考え方になりがちなんですよね。

たとえ女子高生たちが本当に彼の何かを笑っていたんだとしても、おそらくそれは暇つぶしに話しているだけで、飽きたらまた別の話題をしゃべっているはずです。
ずっと彼について話している、ということは、客観的に見てまずないですよね(笑)

また同じことが本当に起きるのか

私の友人は、1度電車で人に笑われた、という経験をしたことで、次もまた同じ経験をするのではないかと思って、電車に乗ることが怖くなってしまったんですよね。

でも、次に電車に乗った時にまた同じことが起きる確率って、どれくらいでしょう。
決まった時間に決まった車両に乗って、その乗客がいつも同じ、ということでなければ、基本的には起きないと思うんですよね。

私も、なんか私のこと話して笑ってるのかな~って思った経験は何回かありますけど、まぁ1年に1回あるかないか。常に起こる、っていうのは奇跡に近いですよね。

「今自分のことを笑われた、怖い怖い怖い」
って必要以上に感じて、そのことだけに囚われてしまうと、視野が狭くなって客観的にものごとを考えることが出来なくなってしまいます。

嫌な乗客に会ってしまったら、その時は運が悪かったと思って諦める。
これで終わりなんです。

人に笑われることに対する捉え方

そもそも、「人に笑われる」ということに対する免疫がある人、いない人がいますよね。
昔の私は、全く免疫がありませんでした(笑)
そして電車に怖くて乗れなくなってしまった友人も、全く免疫がなかったんだと思います。

免疫がない人は、「他人から自分がどう思われているのか」っていうことを普通の人よりも過度に気にしてしまっていて、人の目をいつも気にしている傾向にあると思います。
だから、免疫がある人なら、

「なんか自分のことを笑ってるな。まぁどうでも良い人だし、勝手に笑っててくれ」とか
「ふふ、俺のことをみんなが見てるぜ~。」

とか思って気にしないところを、

「どうしよう。なんか笑われてる。怖いよ怖いよ」

ってなってしまうんですよね。
同じ状況なのに、自分の捉え方・考え方によってそのあとの結果が全然違ってきます

結局その友人はそれからも電車に乗ることはなく車一択でしたが、よく考えてみると悔しくないですか??
だって、その笑っていた女子高生たちは普通に電車を利用していて、その友人は電車に乗れない。なんで彼が生活の質を落とさないといけないんだろうって。

みんなおんなじ人間なんだから、他人よりも自分をもっともっと大切にしてあげたいですね。

まとめ

今回は、「電車が怖くて乗れない友人の話。人目が怖いという症状」についてでした☆
自分も相当な対人恐怖症だったけど、その友人も相当だったなって思います(笑)でもね、電車以外の普段の生活は普通にしてたんですよ。ただ、いつも周りの目を気にしていたなっていうのはありますけどね。

同じ対人恐怖症でも、私みたいに赤面とか震えとかの症状が出る人もいれば、友人みたいに電車に乗れない、という人もいたりして、症状はさまざまなんですよね。
でも根本は、どちらも他人の目を気にし過ぎていること。

では今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆

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