こんにちは、なつ子です☆
前回は「人前で話すと声が震える経験を初めてした時の話」を書いたんですが、私の場合、そこからさらに症状が悪化して、手足とか頭とかもブルブル震えるようになっちゃったんですよね。。もう体全体じゃん(笑)
原因は「また声が震えたらどうしよう」って取りつかれたように考えてしまったことでどんどん不安が大きくなって、人前に出ると、「緊張」というより「恐怖感」を感じるようになってしまったこと。
今回は、このときの話について書いてみようと思いますっ。
対人緊張(恐怖)症・あがり症で悩んでいる方が、このブログを見て少しでも気が楽になったり、克服するお手伝いができれば幸いです。
「人前で声が震えたらどうしよう」と考えれば考えるほど、声は震える
中学2年生の時に、授業中の本読みで声が猛烈に震えてしまった私は、そのあと家に帰ってからも「あぁ、私ってまじで最悪ーー」とか「絶対みんなから変に思われてる」「馬鹿にされてるよ、きっと」とか、とにかくそのことばっかり考えちゃってたんですよね。
自分で言うのもなんだけど、成績もそこそこ良くて優等生的な感じの子だったので、本読みがまともにできない自分が嫌で嫌でしょうがなくて、情けなくて、自分で自分を否定しまくってた気がします。さらに他人の評価を気にしすぎる子だったので、他人から自分がどう思われているかも物凄く気になって、ダブルパンチでものすごく自分を追い詰めていたと思います。
「明日も授業で本読みあるけど、また声が震えたらどうしよう」って考え始めたら止まらなくなっちゃって。家にいるだけなのに心臓がバクバクしてきたりしてさ。
そして翌日の本読み・・・はい、また思いっきり声が震えましたっ!!!
もうさ、本読みの順番を待ってる段階から心臓がバクバクしてきてしまって、「どうしよう、もうすぐ私の番が回ってくる」「また声が震えたらどうしよう」ってそればっかり考えてて。
心臓だけじゃなくてさ、喉に意識がいくから喉も震えてきちゃうんですよね。これが。
いざ自分の番が回ってきた時には緊張がMAXで、もうそのまま倒れるんじゃないかってくらい酷かったと思います。
やっぱりさ、「声が震えたらどうしよう」って不安に思えば思うほど、声って震えるんですよね。
どんどん不安が大きくなって、気付いたら「人前で緊張してます」「あがってます」っていうレベルではなくて、生きるか死ぬかの瀬戸際にいる、くらいの恐怖感になってしまっている。
ライオンが目の前にいるーーっくらいの恐怖感。
ただ授業中に本読むだけなんだけど・・・ね・・・
声の震えだけでなく、手足や体も震えるようになった
そんな感じで、みんなの前で声が震える経験を何回も繰り返していると、人前で話したり立ったりすることに恐怖感を感じるようになってしまうんですよね。
音楽の授業でさ、リコーダーのテストってありませんでした?
私は音楽が結構好きで、リコーダーも得意だったんですけど、1人1人前に出て発表しないといけなくて。
声を出さないから声が震える心配はなかったんだけど、人前に出ること自体が怖くなってしまっていたので、順番待ちしているとどんどん緊張・・・というより恐怖感を感じてきて、心臓が飛び出そうなくらいバクバクしてきて。
寒い時ってさ、口とか手足がブルブル震えるじゃないですか。
まさにそんな状態になってしまって、友達から「唇めっちゃ青いけど大丈夫?寒い?」って心配されたりさ。
本当にひどかったと思います。
「もうすぐ自分の番が回ってくる」「どうしようどうしよう」って考えてたら、震えがどんどんひどくなってきて。さらにその震えを感じて「やばい、私思いっきり震えてる!」「このままだとやばいよーどうしよう!」って余計焦ってもっとひどくなる、みたいな。
いざ名前を呼ばれてリコーダーを吹こうとしたら、もう口も手も足も震えすぎて、音を出すどころじゃなかったんですよね、ほんと・・・。
喉も震えまくってたから息もまともに吐けないし、どんなめちゃくちゃな演奏やねんっ!っていうくらいボロボロの発表でした(笑)
そしてその後は、「もう!なんでこんなことができないんだ私!」とか、「みんな変な目で見てるよーもうヤダヤダ!」とか考えて、さらに人前が怖くなっていく。
・・・昔の私は、こんな悪循環をひたすら繰り返していました。
「不安」は考えすぎると「恐怖」になってしまう
誰でも「~したらどうしよう」っていう不安は感じると思うんです。
でも、必要以上に考えすぎてしまと「不安」がどんどん大きくなっていって、「恐怖」に変わってしまうんですよね。
「怖い」っていう感情になってしまうと自分をコントロールできなくなってしまうので、震えたくないのに震えてしまう、っていうことが起きちゃうんです。
私みたいに、声の震えだけったのが、考えているうちに手も足も頭も・・・全身震えが止まらなくなっちゃったよーー!!って状態になっちゃいます。。
でもさ、じゃあ「~したらどうしよう」って考えることを、すぐに止められますか?って話だよね。
別に好きで考えているわけじゃないんだけど、考えざるを得ないんだよ、って話。
どうしても人前で震えたくないんだもん。。。って。
「人前で声も手足も震えてもいいや!」と思えれば、震えなくなる
「不安」を考えすぎてしまう原因は、「声とか手足が震えたらいやだな~」レベルじゃなくて、「声とか手足が震えることなんて絶対に許されないっ!絶対に震えちゃだめ!」って考えてることにあると思うんですよね。
人間の体って不思議なもので、「人前で堂々と話さないといけない!」とか「緊張で震えてしまうことなんて絶対あってはいけない!」とか思えば思うほど、逆に緊張してブルブル震えてしまうんですよね。
「別に人前で声が震えたっていいやー」とかさ、「恥かいたって、まぁいっか」くらいに思ってたら、不思議なことに震えたくても震えれないんですよ。
ちょっと今だけ声震えさせとくー?って思っても、できないんですよね(笑)
「~しても良い」って自分で自分に許可みたいなのを出してあげられるようになれば、もっとリラックスして行動ができるようになります。
他人から認められることって、そんなに大事なの?
自分が心臓バクバクしながら怖がるほど、その他人の評価ってすごいものなの?
こんな感じで、自分が何をそんなに怖がっていて不安に思っているのかを見つめ直すと、なんかね、アホらしく感じてくるんですよ(笑)
だって、他人の評価って本当に良い加減なものでさ、ついこの間まで「あの子好きーー」とか言ってたのに、「あの子はこうだから嫌い!」とか言ってたりさ。
「私はこれが正しいと思う」とか自信満々で言ってたくせに、「やっぱりこっちが正しいよ!」って180度違うことを平気で言い始めたりさ。
その時の気分とか考えによってコロコロと変わるじゃん。
「いやいや、あんたこの前は全然違うこと言ってたやんっ!」ってツッコミたくなるくらい。
しかも、その他人って別に神様でもなんでもなくてさ、自分とおんなじように四苦八苦しながら生きているただの人間なわけで。自分となーんにも変わらないんですよね。
そうやって考えていくと、別に人前で失敗しても良いや~って気持ちになってきて、自然と肩の力が抜けてきます。
まとめ
今回は、「緊張して、声だけでなく手足や体も震えるようになってしまった」時の話についてでした!
震えたら絶対にいけない!って思えば思うほど不安が大きくなって、恐怖を感じるようになってしまうので、「震えたっていいじゃんっ。だって人間だもの♪」くらいに思うことが大事です。
「失敗しても良い」って思えるようになると自然に力が抜けて、人前に出ても自分らしく振舞うことができますよ!
他人の評価なんて、自分勝手で適当なものなんだから。
気ぃにしっな~~~いっ♪(って外国人が言うCM、昔あったよなぁ。なんのCMだったか忘れちゃったけど)
では今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆