双子の私が、双子の親に伝えたいこと。比べられることで対人恐怖症に繋がるリスク

双子

こんにちは、なつ子です☆
私は、一卵性の双子です。一卵性なので、もちろん性別も外見も同じです。
双子に生まれた人は分かると思うんですけど、とにかく比べられるんですよね。特に一卵性の場合は余計にそういう傾向が強いんじゃないでしょうか。

私は中学2年生の時に対人恐怖症を発症してしまい、赤面症、声・手足の震え、多汗症など様々な症状に悩まされていたんですけど、その大きな原因が「生まれてからずっと比べられてきたこと」だと思っています。

だから、双子の親になった方に伝えたいんです。
どうか比べないで育ててあげてください」って。

ということで、今回は、双子の私が、双子の親に伝えたいこと。比べられることで対人恐怖症に繋がるリスクについて書いてみようと思います。対人緊張(恐怖)症・あがり症で悩んでいる方が、少しでも気が楽になったり、克服するお手伝いができれば幸いです。

双子は、嫌でも比べられる

双子

私を含め、双子に生まれてきた方たちの共通の悩みといったら、「比べられる」っていうことじゃないかと思います。
たとえば友達からは
「Aちゃんは、こういう時こうやってたけど、Bちゃんは違うんだね~」とか
「Aちゃんの方がBちゃんより可愛くて優しいよね」とか。

塾みたいな習い事では、
「Aちゃんはこれだけ出来てたぞ!だからBちゃんも負けるなよ!」とか
「次Aちゃんに負けたら罰としてデコピンな!」とか。

↑↑昭和時代のことなので、先生からデコピンされたりってことも普通にありました(笑)

とにかく外に出れば、外見から性格、勉強、運動まで、ことごとく比べられるわけです。
特に一卵性の場合、性別も外見も同じなので余計にその傾向が強いと思います。

そして、双子といえども生まれたタイミングは少し違うので、姉・妹みたいにされるんですよね。
私は少し早く生まれてきたので「双子の姉」だったわけですが、そうすると余計に「お姉ちゃんなんだから、妹には負けないようにしないとね!」みたいに言われるわけです。

もうさ、みんなどんだけ比べるの好きなんだよーーって感じ(笑)

だからこそ、親だけは比べないでほしい

双子の親

双子は、嫌でも比べられます。
だからこそ、親だけは、「比べる」ということをして欲しくないんです。

比べられ続けていると、私のように対人恐怖症になってしまうことも

比べられることをずっとされていると、
「自分の方が褒められたい」
「自分の方が良いって言われたい」
「自分の方が好かれたい」

っていう風に思ってくるんですよね。そうすると、

「この人は、どっちのことを好きっていうのかな」とか
「この人は私の方がすごいって言ってくれた!」
みたいに、他人の評価を常に気にするようになってしまうんです。

私と妹が2人いる時に、妹の方ばっかり話しかけられていたら、「あぁ、私よりも妹の方がみんな良いんだ」とか思ったり、「私はなつ子ちゃんの方が好きだよ」って言われるとホッと安心したり。

でもこうやって自分の存在価値を他人の評価にゆだねてしまうようになると、私みたいに対人恐怖症になってしまう可能性があります。他人から嫌われるのが怖くなって、常に他人から自分はどう思われているのか、他人の目を気にして生きていくようになってしまうんです。

人格形成に大きく影響する家庭で、1人の人間としてありのままを認めてあげてほしい

外で比べられないようにすることは不可能ですが、家庭環境では、親が気を付けることで「比べられる人生」から解放してあげることができます。

人間の人格形成って幼少期に育った家庭環境が大きく影響するので、双子に限らず、親がどう育てるかによってその子がどういう人間に育つかが変わりますよね。

私は両親からもずっと比べられ続けていたので、根っこから他人の評価を気にする人間に育ってしまったわけですけど、もし、

「なつ子ちゃんは、誰がなんと言おうと素敵な子だよ」
「なつ子ちゃんはなつ子ちゃんなんだから、あなたの好きなように生きなさい」

みたいに、私を1人の人間としてありのまま受け入れてくれて育ててくれたなら、外でいくら比べられようと、他人の目を気にせず自分の意思をもって行動できる人間になったんじゃないかなと思います

それに、双子の妹をライバルとして見るんじゃなくて、一番心強い味方としてお互い助け合うこともできたんじゃないかと思うんです。
(私たちはお互いを蹴落とすことばかりしていました・・・)

せっかく双子に生まれてきたんだから、双子に生まれてきて良かったと思えるようになってほしいです。

まとめ

今回は、「双子の私が、双子の親に伝えたいこと。比べられることで対人恐怖症に繋がるリスク」についてでした☆

やっぱりね、比べられることは双子の宿命なんですよね。どう避けたって比べられる。
でも、比べられたって、「あぁ、そうですか~~」って適当に流せたら、私みたいに生きづらい人生になることも無かったと思うんです。

比べられて適当に流せる人間になるか、真剣に受け取って人の評価に左右されてしまう人間になるのかは、親の育て方次第。だと思います。

では今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆

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